現在の自分は、過去の自分と未来の自分をつなぐ架け橋のようなもの
です。過去においてさまざまな形で他者との関わりを積み重ね、現在に
至っているわけです。そんな自分自身について、自分を離れて的確に捉
えるのはなかなか難しいものです。
自分や他者に対して、甘くなりすぎたり厳しくなりすぎたり、過去や
未来に対して、楽観的になりすぎたり悲観的になりすぎたり・・・。反
省の落とし穴におちいったまま、気づかないでいる可能性もあります。
“あるがままをそのままに受けとめる”のは、言葉で言うほど簡単では
ありません。でも、セルフ・カウンセリングには、そのコツが詰まって
います。自分自身をちょうどに受けとめることができた時、私たちの心
は落ち着きます。